紫外線と日焼けについて

紫外線のイメージ画像

年中太陽が天に掲げられている間お肌に襲いかかる紫外線、特に夏場は太陽が照りつけてくる事によって、こんがりと日焼けしてしまいます。
日焼けしている人は健康的に見られる事もあるとは言っても、美白を目指している方や小麦色では無く赤く日焼けしてしまう方にとっては、たまったものではないでしょう。

また、それ以外にも日焼けした事でヒリヒリする、痛くて水に浸かれない、痒いなどといった悩みで困っている方もいるでしょう。

そこで、今回は紫外線と日焼けについてと、それらの対処についてのお話をします。

悪いイメージの多い紫外線だけど完全な敵では無い?

シミやお肌へのダメージなどの美容面での問題だけでなく、皮膚ガンなどの病気の原因でもある事から、人体に害悪な存在だと嫌われる事も多いのが紫外線です。
中には、日光と紫外線から身を隠すように、まるで怪しい人物のように全身の肌という肌を覆い隠すような格好をする人や、日が出ていると外出を控えるという人もいます。
ですが、紫外線は確かに有害な性質も持ち合わせていますが、それと同じく生物には欠かせない有用な性質があるということをご存知ですか?

よく、「外に出ないから元気出ない」「ずっと家に居ないでお日様の光を浴びなさい」という方がいます。
幼少期の頃、暑い夏場にずっと家で遊んでいて、母親や父親にそう言って叱られた事がある方もいるかもしれません。
実はこれはあながち精神論でも根性論でも無いのです。

太陽光と一緒に降り注ぐ紫外線には、人体のビタミンD生成を促す効果があり、血中での濃度を高める働きがあります。
ご存知の通りビタミンというものは身体にとって有益な栄養素であり、人の身体が健康を維持する為には欠かせないものです。

ビタミンDが不足するとカルシウムやリンが吸収されず、骨に関する様々な病気が起こる可能性があります。
また、高血圧や結核、ガン、歯周病、冬季うつ病や、自己免疫疾患などにも関係しているとも言われています。
これらは全て日光量の不足、行き過ぎた紫外線対策などと言った、日光に関係する事によって起こり得る事なのです。

さらに、日光を浴びないから元気が無い、身体がだるいというのにもきちんと理由があり、紫外線によって血行や新陳代謝が促進されるのです。
逆にいうと、日光を浴びない場合や紫外線対策を行いすぎた場合、これらが停滞し、血行不良によって様々な症状が発生したり、新陳代謝が低下して肌が新しくならなかったりという問題が生まれる可能性もあります。

ただ、一日に日光浴をすべき時間は、15分から20分ほどなので、通常の生活をしていれば、わざわざ太陽の下に出向く必要まではないでしょう。

紫外線と日焼け

紫外線には波長の長さでAからCまで分けられており、人の生活圏にまで届くのはUVAとUVBであり、波長が長いほど危険性は薄まります。

その為、最も危険なのはUVCですがこれはそもそも地上へは届き得ないので、UVCを取り扱う機械による被曝などを除けば、日常生活での影響はありません。

次に危険なUVBは、後述する日焼けの1つである「サンバーン」を引き起こすものの、ほとんどどは皮膚を通過することは無く、日が沈むと減衰して届かなくなります。

最後に、最も波長の長いUVAですが、三つの分類の中で最も危険性が少ないというだけであり、波長が長いため、夜でも降り注ぎ、かつ人体の奥まで通過してDNAにも影響を与え、がんなどの原因にもなるほか、メラニン色素を生み出すメラノサイトを刺激して、シミの原因である黒色メラニンを生み出す事にもなります。

一般的なこんがり小麦色と呼ばれる日焼けも、このUVAによってメラニン色素が生み出され肌に定着進行する「サンタン」と呼ばれるものです。
日焼けには2種類あり、それが上記のUVBによるサンバーンとUVAによるサンタンです。

違いですが、サンバーンはUVBが皮膚を透過して、DNAを傷つけることで炎症反応が発生し、皮膚が赤くなる事を指します。
日焼けにより発熱を起こしたり、痛みを感じたり、皮膚に水泡が発生するとこのサンバーンによる炎症である可能性が高いです。

サンバーンは痛みを伴い、6時間から48時間の間に痛みが最も酷くなり、その他の症状と合わせて苦痛を伴います。

そして、一般的な日焼けであるサンタンは、UVAによってメラノサイトが活性化してメラニン色素を生み出して、それが定着して日焼けとなります。
原理的にはシミと同じで、発熱などといった症状はありませんし、日焼け後に新陳代謝で肌が生まれ変わると、古い皮膚として剥がれていきます。
ですが、シミと同じ原理ということはシミの原因にも成りうるという事であり、それだけでなく、たるみの原因にもなります。

まとめ

紫外線は皮膚がんの原因となり、それはUVBだけではなくUVAも当てはまります。

基本的にUVAでの皮膚がん発症による最も大きい影響は、何らかの症状でDNAを修復する機能が欠損した場合であり、それを伴った状態で紫外線を浴びると皮膚がん発症の確率が上がります。

日光は生きるのに必要とは言え、害はありますので対策はしないといけません。
幸い日本においては、日照不足が原因のビタミンD欠乏症はほとんど無く、日常生活で時折外出する程度の紫外線と食生活で十分生成されます。

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